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November 16, 2005

ヘルベチカエピソード

少し前にSoTAの会報『Interrobang』1号(2003年発行)にDeath to Helvetica「くたばれヘルベチカ」という記事が掲載されたそうです。書いたのはNick Shinn。自身がデザインしたPreface書体のほうが現代的でヘルベチカは過去の書体だという内容です。

該当する記事ではありませんがニックシンのサイトで1800年代のビラとヘルベチカの比較が見れるPDFが公開されています。
The face of uniformity
http://www.shinntype.com/Stories/Uniformity.pdf

確かに、1800年代の印刷物の掲載された書籍を調べてみましたが、近い書体が存在していたようですね。
http://helvetica.jp/2005/10/07.html

また、その後のSoTA の会報『Interrobang』2号では、ジョンコルツがニックシンのヘルベチカ記事に反論する記事が掲載されたそうです。

ヘルベチカは有名な書体ですが、万人に受け入れられているわけではなく、中には否定的な意見もあるのでしょう。ヘルベチカが好きな人もいればユニバースが好きな人もいるでしょうし、古くさいグロテスク体が好きな人もいます。場面によってはユニバースを使った方が決まることもあるし、ヘルベチカのほうが格好いい時もあります。

今年の5月に青山のABC本店でタイポグラフィのイベントが行われました。その時のパネラーの一人であったヘルムートシュミット氏にヘルベチカについての感想をお聞きしたところ、ユニバースの「モーツァルト」に対してヘルベチカは「サリエリ」との答えでした。書体というのは人によって好みが分かれるものだと思います。

November 07, 2005

スイスをめぐるデザインの話

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8月31日に青山のワタリウム美術館において、小泉均氏による「ヘルベチカの話」というイベントがおこなわれました。これはその時に氏が使っていたレジュメです。一部ですが、まとめた話を「ヘルベチカの本」に掲載しています。
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TM1984年号内のヘルベチカの頁。

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レジュメ内の「Die Neue Grafik」(ディエ ノイエ グラフィーク)の表紙。タイポグラフィックデザイン関連では必ずといっていいほど紹介されるヨゼフミューラーブロックマンらによるノイエグラフィーク(1958〜1965年)誌。表紙にはグロテスク体が使用されていますが、創刊号と2号目での微妙な書体の違いをあらわしたものです。

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2号目。例えば「R」のレッグ部分。創刊号ではアクチデンツグロテスクらしく直線だったのがこちらの2号目ではヘルベチカ的にカーブ状になっています。創刊号の「G」はユニバース風で縦のステムがない形状だったのが2号目ではアクチデンツグロテスク的なデザインに変更されています。当時はグロテスク体でもいくつかのバージョンがあったようです。この違いを最初に発見したのはヘルムートシュミット氏だそうです。

アクチデンツグロテスクとヘルベチカの見分け方は、「ヘルベチカの本」第3章に紹介しています。是非、ご覧ください。


October 19, 2005

ハース

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小泉均氏よりお借りした貴重なHaas社のヘルベチカ資料の一部。特に右下のタイプスペシメンブックはヘルベチカ以外にも活字のユニバースなどマニア垂涎の書体見本です。

October 18, 2005

昔の雑誌に見るヘルベチカ

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本には掲載しませんでしたが、60年代のタイム誌やライフ誌の広告に使われているサンセリフ体を探してみました。この画像はアメリカ車の広告のヘルベチカです。
(1966 Rambler American Rogue)

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同じ頃の日本車ダットサンブルーバード510の広告では、ヘルベチカではなくユニバースが使われていました。

Helvetica写植盤

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今ではあまり見る事のなくなった写植文字盤。右下に「Haas」、右上に「写研」の表示が読み取れます。新目忍氏よりお借りしました。

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写植のイメージ風に下から蛍光灯の光を当てて撮り、イメージページに使用しました。


October 17, 2005

Linotype

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The Helvetica Bookはドイツのライノタイプ社よりオリジナルヘルベチカフォントDATAの提供を受けて作られました。CDパッケージはヘルベチカらしく?、赤バックで撮影しました。

それにしてもこのCDパッケージ、美しいとおもいませんか?


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ヘルベチカの版権を持つライノタイプ社ではたくさんの欧文フォントを扱っています。サイトも素晴らしいですが、紙のツール類も見ごたえがあります。やはり書体見本帳は紙の、手にとって見れるもののほうがよいのではないでしょうか。


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ライノタイプのオリジナルヘルベチカTシャツ。

なんだかもったいなくて封を切れません。

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