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December 10, 2005

公共機関のサンセリフ


本を書く過程において、当初の予定では身近なサインやプロダクトに見られるヘルベチカも掲載しようとしました。ですが以外と純粋に美しく使われているヘルベチカは少ないのです。特に日本の公共機関のサインはいろんなサンセリフが混在していて醜悪な部分もあります。これは都内地下鉄某駅でのショット。欧文がグロテスクベース、数字がヘルベチカ。ストロークの先端がCが斜めになっているのに対して2が水平なのに違和感を感じます。


欧文はグロテスクで数字がヘルベチカという決まりがあるのかと思いきやボールド体は欧文もヘルベチカだったりします。


ロンドン地下鉄のサンセリフ

ヘルベチカの本の構想段階では世界の都市のヘルベチカやサンセリフ画像を掲載しようとしました。ですが思うように集まらず断念しました。その時にロンドン在住のhirokoさんに地下鉄の写真を撮ったものをたくさん送ってもらいました。


ちょっとした小物の看板類です。ロンドンの地下鉄制定書体である「ジョンストンアンダーグラウンド」が使用されています。1918年にエドワードジョンストンがデザインした書体です。ギルサンを作った人として有名なエリックギルの師匠でもあります。それにしても息の永いデザインです。


路線図にも使われています。日本のサインに比較して、和文併記がない分シンプルですっきりしています。


禁煙の看板ひとつとってもジョンストンアンダーグラウンド。


中のピクトは違っても書体は統一されています。

November 28, 2005

店頭写真

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出版社の営業の方が、丸善丸の内本店3Fでの状況を携帯写真にとってきてくれました。デザインアートコーナーではなく新刊コーナーに平積みになっているようです。丸善というと今は書店で有名ですが、かつてはデザイン関連書も発行していました。「ヘルベチカの本」にもそんな昔の丸善レタリング本を掲載しています。

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丸善ではほかに工芸ニュースという小冊子を発行していた時期がありました。僕はグラフィックやエディトリアルの分野なので工芸デザインは直接関係ないのですが50年位前のバックナンバーを何冊か持っています。今見てもなかなかおもしろい内容です。プロダクトデザインのインターフェイスなどではヘルベチカの使用頻度は高いと思いますが、文字自体の特集は確認することができませんでした。

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その工芸ニュースの昭和34年1月号の記事に、先日亡くなられた森正洋さんの醤油注しが掲載されていました。1959年ですからちょうどヘルベチカが作られたころと同時期です。このプロダクトもまたヘルベチカのようにシンプルで飽きのこない意匠だと思います。

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