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基本的にはヘルベチカというタイプフェイスを紹介する内容です。全てがカラーページである必要はなく、コストの都合で半分がカラーページです。頁数は128とそれほど多くはないのですが、常に本の全体をわかりやすく俯瞰したかったため、単に文字だけで構成したものではなく、視覚的にも配慮したものにしました。ちなみに台割の英数字もヘルベチカを使っています。
なかなか思うようには内容が進まず、台割を作りながら図版作成、写真撮影、テキストを書きながらカラーとモノクロのページ調整をしていきました。4月に作った構成案から11回も修正を重ね9月にver.1.1として完成したのがこのPDFファイルです。
→台割のPDFファイル
内容
INDEX
PROLOGUE
ヘルベチカビジュアル
佐藤寛(セミトランスペアレント・デザイン)によるヘルベチカのタイポグラフィと著者によるヘルベチカイメージの写真で構成。主にハース社の貴重な資料と写植文字盤やヘルベチカを連想させる書籍を元に構成しています。
CHAPTER01
ヘルベチカ
作者ミーディンガーに関することとハース社の活字見本、ライノタイプ社のノイエヘルベチカについて紹介しています。ヘルベチカのタイプフェイス見本帳も兼ねています。
CHAPTER02
サンセリフ
サンセリフの歴史と種類についてと、ヘルベチカのライバル書体である、 ベルソルド・アクチデンツグロテスク、ユニバース、ハースユニカについての紹介です。ハースユニカに関しては残念ながらフォントデータを入手することができず、Typografische Monatsbleterの1984年ハースユニカ特集の活字サンプルより、著者がすべてタイプフェイスデジタルデータとして復元しました。
CHAPTER03
タイプフェイス
タイプフェイス用語解説、ライバル書体との比較
多くの方が普段、ヘルベチカと思っている書体は実はグロテスク体だったりします。またセレクトショップなどで販売されている一見ヘルベチカ風のステーショナリー類がユニバースだったり、ヘルベチカとユニバースが混在していたりと以外と無頓着に使われていたりします。このコーナーはヘルベチカによく似ている「アクチデンツグロテスク」、「ユニバース」との徹底比較です。これを見れば、見分けることができるようになるかもしれません。
CHAPTER04
Designers and Books
デザイナーズTips&紹介
小泉均
小林章(ライノタイプ)
稲葉英樹
中村勇吾
佐藤寛(セミトランスペアレント・デザイン)
坂本マサノリ
タイプフェイス、タイポグラフィ、グラフィック、WEBデザイン界で活躍するデザイナーによるコーナー。小泉氏、稲葉氏、中村氏に関しては作品について著者が解説、小林氏、佐藤氏、坂本氏に関しては各自によるTipsです。
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ヘルベチカのオススメ書籍紹介
国内外のヘルベチカに関する本の紹介。現在、世界でヘルベチカだけに的を絞った本はラルズミューラーの「Homege To A Typeface Helvetica」(→アマゾンでの購入)のみです。この本は世界中のヘルベチカの風景をまとめたものです(何点かヘルベチカ以外の書体、おそらくユニバースかグロテスク体も混じっているそうです)。
ほかに日本の朗文堂の小冊子、「ミーディンガー、あなたは本当に偉大だったのですか…」 、その元となった1980年にハース活字鋳造所の創立400年を記念して発行された小冊子「Die Drucktype」があります。それらの本やヘルベチカについて紹介された部分があるヨゼフ ミューラー ブロックマンなどの書籍をカラーで紹介しています。
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基本的にはヘルベチカというタイプフェイスを紹介する内容です。全てがカラーページである必要はなく、コストの都合で半分がカラーページです。頁数は128とそれほど多くはないのですが、常に本の全体をわかりやすく俯瞰したかったため、単に文字だけで構成したものではなく、視覚的にも配慮したものにしました。ちなみに台割の英数字もヘルベチカを使っています。
内容
INDEX
PROLOGUE
ヘルベチカビジュアル
佐藤寛(セミトランスペアレント・デザイン)によるヘルベチカのタイポグラフィと著者によるヘルベチカイメージの写真で構成。主にハース社の貴重な資料と写植文字盤やヘルベチカを連想させる書籍を元に構成しています。
CHAPTER01
ヘルベチカ
作者ミーディンガーに関することとハース社の活字見本、ライノタイプ社のノイエヘルベチカについて紹介しています。ヘルベチカのタイプフェイス見本帳も兼ねています。
CHAPTER02
サンセリフ
サンセリフの歴史と種類についてと、ヘルベチカのライバル書体である、 ベルソルド・アクチデンツグロテスク、ユニバース、ハースユニカについての紹介です。ハースユニカに関しては残念ながらフォントデータを入手することができず、Typografische Monatsbleterの1984年ハースユニカ特集の活字サンプルより、著者がすべてタイプフェイスデジタルデータとして復元しました。
CHAPTER03
タイプフェイス
タイプフェイス用語解説、ライバル書体との比較
多くの方が普段、ヘルベチカと思っている書体は実はグロテスク体だったりします。またセレクトショップなどで販売されている一見ヘルベチカ風のステーショナリー類がユニバースだったり、ヘルベチカとユニバースが混在していたりと以外と無頓着に使われていたりします。このコーナーはヘルベチカによく似ている「アクチデンツグロテスク」、「ユニバース」との徹底比較です。これを見れば、見分けることができるようになるかもしれません。
CHAPTER04
Designers and Books
デザイナーズTips&紹介
小泉均
小林章(ライノタイプ)
稲葉英樹
中村勇吾
佐藤寛(セミトランスペアレント・デザイン)
坂本マサノリ
タイプフェイス、タイポグラフィ、グラフィック、WEBデザイン界で活躍するデザイナーによるコーナー。小泉氏、稲葉氏、中村氏に関しては作品について著者が解説、小林氏、佐藤氏、坂本氏に関しては各自によるTipsです。
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ヘルベチカのオススメ書籍紹介
国内外のヘルベチカに関する記述がある本の紹介
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表紙のデザインです。セミトランスペアレントデザインの佐藤寛氏によるものです。出版社の営業の方や編集の方、代表などからの要望も強く、幾度かデザインは変わりました。最終的にはシンプルでいいデザインになったと思います。カバーはなく直接帯を巻くことにしました。紙の選定や色、帯まわりのデザインやコピーは著者によるものです。
当初はシンプルな白い本をイメージしていましたが、最終的には「赤」にすることにしました。ヘルベチカを連想させる、スイスの国旗にも共通するNiggliやラルズミューラーパブリッシングの赤い本の表紙は発色がとても綺麗でした。イメージしたのはブロックマンのグリッドシステムズほどオレンジが明るくなく、沈みすぎない鮮やかな明るい赤。この色に合致するのはPANTONE179Cでした。
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当時のヘルベチカ見本帳やそれ以前のノイエハースグロテスク見本帳((ヘルベチカの本に写真を掲載)も赤やオレンジ地にスミ文字で印刷されています。ヘルベチカというと赤いイメージなのでしょうか。
インクの赤ではなく最初から色のついた紙を使うことも検討しました。表4のバーコード部分は白いシール貼り。しかし、目的に叶う発色の紙はなかなかありませんでした。唯一、青山の竹尾で見つけた「ぐびき」という特殊な紙は深い色合いの赤でなかなかいい質感でしたが、色上質の10倍以上とコストが高すぎるので断念しました。紙の予算なども制約があるのです。
レーザープリンタのCMYKの掛け合わせで赤いイメージを模索。最初の試作品はM85%+Y100%の少しオレンジに近い赤で出力。沈んだ色味になりましたが、それはそれでなかなかいい色でした。結局帯に赤いインクで刷るのではなく赤い色紙を使うことにしました。NTラシャの朱にスミ一色刷り、天地のサイズは本の天地215ミリのちょうど半分です。インクの色が一色で済んだのでコスト削減と一石二鳥です。
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本はまだ完成していないのですが、ひと足先に本物そっくりのダミーを作りました。色校正のプリントを使っているのでほぼ完成形と同一です。光沢PP貼り加工の雰囲気を出すため、ハンズで買った透明度の高いドイツ製のラミネートフィルムを貼りました。帯はNTラシャ「朱」100kgにスミ一色刷りです。常々、本にカバーは必要ないのではないか?と思っていたのでカバー無しで直接帯をかける仕様にしました。帯の朱色のザラザラした質感とPANTONE179Cのオレンジの光沢の対比にこだわりました。どちらかというと本ではなくプロダクト製品の質感かもしれない。
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ボツとなった最初の案。Helveticaの「ca」の部分を帯にかけて分断したデザイン。Helveticaという部分の最初だけ視認できればあとは読めるとの判断でしたが、ズれた場合にタイトルが読めないのはNGと出版社からは不評でボツとなりました。レーザープリンターのM85%+Y100%で出力したものなので若干色が沈んでます。熟した柿の色に近い赤。
2005年11月21日 初版第1刷 発行
著者 大谷秀映
発行人 藤岡 功
発行 株式会社エムディエヌコーポレーション
発売 株式会社インプレスコミュニケーションズ
印刷・製本 東京書籍印刷株式会社
デザイン 佐藤 寛(セミトランスペアレント・デザイン)・大谷秀映
装丁・図版・写真 大谷秀映
協力 小泉 均・小林 章・ライノタイプ
編集長 野口 理佳
編集 本田麻湖
Helvetica
Helvetica is a trademark of Heidelberger Druckmaschinen AG, which may be registered in certain jurisdictions, exclusively licensed through Linotype Library GmbH, a fully owned subsidiary of Heidelberger Druckmaschinen AG.
Neue Helvetica
Linotype, Linotype Library and Neue Helvetica are Trademarks of Heidelberger Druckmaschinen AG, which may be registered in certain jurisdictions, exclusively licensed through Linotype Library GmbH, a wholly owned subsidiary of Heidelberger Druckmaschinen AG.
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本には掲載しませんでしたが、60年代のタイム誌やライフ誌の広告に使われているサンセリフ体を探してみました。この画像はアメリカ車の広告のヘルベチカです。
(1966 Rambler American Rogue)
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The Helvetica Bookはドイツのライノタイプ社よりオリジナルヘルベチカフォントDATAの提供を受けて作られました。CDパッケージはヘルベチカらしく?、赤バックで撮影しました。
それにしてもこのCDパッケージ、美しいとおもいませんか?
ヘルベチカの版権を持つライノタイプ社ではたくさんの欧文フォントを扱っています。サイトも素晴らしいですが、紙のツール類も見ごたえがあります。やはり書体見本帳は紙の、手にとって見れるもののほうがよいのではないでしょうか。
ライノタイプのオリジナルヘルベチカTシャツ。
なんだかもったいなくて封を切れません。
The Helvetica Bookを書く過程では、多くの古い書籍資料などを参考にしました。本にはヘルベチカ関連書籍を紹介するコーナーがありますが、このBLOGでは誌面の都合で紹介しなかった資料や、補足的なことなどを随時UPしていきたいと思います。
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ヘルベチカの元となったグロテスク体は19世紀、今から150年も前に既にカタチ作られています。この写真は1838年のポスターのものです。当時の活字はまだ大文字のみでしたが、「AND REFRESHMENTS~」の一行がグロテスク体になっています。Cのストロークの先端が水平、そして「R」のレッグ部分などヘルベチカの特徴に近いものがあります。
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こちらは1845年の印刷物です。下のほうにある「THE THIMBLE-RIG〜」の一行がグロテスク体です。Rのレッグ部分から判断して1836年のグロテスク体とは別ものですが、ヘルベチカボールドの雰囲気に近いグロテスク体です。
名前:大谷秀映(オオタニヒデアキ)
住所:東京都目黒区
職種:デザイナー(ウェブ、フォント、エディトリアル)
’64年生まれ。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科卒。’86年ころにコンピュータによる和文やヘルベチカのスプライン曲線のデジタル文字制作を経験しグラフィック、エディトリアルデザインを経て、1996年ごろよりウェブのデザインを始める。ほかに雑誌ウェブデザイニング、ウェブクリエーターズなどへの寄稿やオリジナルフォントの制作など。
サイト
1997年ごろよりhttp://www.zx26.com/やhttp://www.fontgraphic.com/をはじめるが現在は閉鎖。コックピット型の画像や古代文字などのフォントを公開しているアーカイブ。2008年より自作ドットフォントをフラッシュでダイナミック表示させる実験的なサイトを構築中
http://fontgraphic.jp/
共著
フォントグラファーズ、ボールド(翔泳社)
ウェブデザインパーフェクトブック(MdN)
インターネット上でのヘルベチカなサイトについての紹介。
ライノタイプ
http://www.linotype.com/
ヘルベチカは元々は今はなきスイスのハース活字鋳造所のフォントでした。現在、そのヘルベチカのデジタルフォントの版権を持つのがドイツのライノタイプ社。ライノタイプ・ノイエヘルベチカとしてサイトより購入することができます。「CREATE SAMPLE」を使うことで様々なサイズと色、そしてウェイトごとにタイプフェイスの確認をすることができます。
サイト内のヘルベチカページより作者やヒストリーなどについても知ることができます。
http://www.linotype.com/2033-2441-2033-18171/helvetica.html
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スイス国のサイト
スイスの切手には「HELVETI(C)A」と印刷してあるように、ヘルベチカは「スイス」という意味でもあります。ちなみにウェブサイトのドメインの「.ch」はCONFOEDERATIO HELVETICAの略です。
http://www.admin.ch/
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MAX MIEDINGER
http://cis1.western.tec.wi.us/halee/type/
アメリカのウィスコンシン大学の中にあるサイト。ヘルベチカの作者や歴史、デザインの特徴について。
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ARIAL
http://www.ms-studio.com/articles.html
ヘルベチカとは似て異なるフォント、Arialについて。
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ARIAL quiz
ArialとHelveticaの違いを当てるクイズページ。
http://www.iliveonyourvisits.com/helvetica/